11th Festival Beyond Innocence 2007~FINAL~
ついに、FBIが終わる。
95年。今よりちょっとだけワカゾーだった私はBIGAPPLEにて、Soprano一本担いで内橋さんが提示したかのNEW MUSIC ACTIONに参加していた。
96年。伝説の初回・夜通し行われたBeyond Innocenceの一部始終は未だ奇妙に鮮やかな記憶として私の中に燦然と残っている。そこでは色んな人に出会って、いろんなことが始まって、色んな音を聴いた。音楽が流れるように色んなことが止まりもせず前に進んで、色んなことがおしまいになって、しかしもちろんそれ以上のものがとめどなく生まれた。
あれから10年あまり。FBIの直前、自らの企画で『鳴る!鳴る!鳴る!vol.1』が決行に至ったのは単なる偶然だろうが、この全てが凄まじいFestivalの最終日、私はそこにいた。“何かを見届ける”とかいう大層な名分があるわけでもなかったが、愛する音と気迫の間違いなくこもったその空間に自然と足が向いたような気がする。
最後の最後のアクトが終わって、内橋さんがあのやわらかい物腰のままおだやかにFBIの終わりを告げた。ここで受けて、考えてきたことの時間と幅を思った。そして私を含め、たまたまその日そこに居合わせることができた数百の人間からたっぷり、たっぷりとした感慨深い拍手が自然と沸き起こった。
すばらしい空間の終幕であった。

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